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◆市民農園とは |
「市民農園」とは、一般に都市住民や農地を持たない方々が、レクリエーション目的で、小面積に区画された農地を利用して、自家用野菜や花を栽培するための農園のことを指し、レジャー農園、ふれあい農園などの愛称で呼ばれることもあります。
休憩施設などが整備された大規模なものから、農地の区画のみが整理された小規模なものがあり、農作業による健康づくりや、高齢者の生きがいづくり、子どもの体験学習などの多様な目的で利用されています。
また、農家の高齢化や後継者不足により、耕作されなくなった農地などの有効活用の一つと考えられています。
近年では、グリーンツーリズム(休日などを利用して、農山村で自然や文化に触れたり、土地の人々との交流を楽しむ、豊かで充実した時間の過ごし方)の中心的な施設として、地域活性化の役割も担っています。
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◆市民農園の利用について |
【利用手続きの流れ】
市民農園の利用者の募集は、一般的に次のような手順で行われます。
(1)開設者は市町村、JA、一般企業やNPO法人、個人のタイプがあり、広報誌やホームページなどで利用者を募集します。
※開設者によって募集期間や募集方法などが異なります。また、応募資格が地域住民に限定される場合があります。
(2)利用希望者は開設者へ申込みをします。
※希望者が多数のときは、抽選になる場合があります。
(3)開設者と利用契約を結び、利用を開始します。
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【利用上の注意事項】
●雑草を繁茂させない、枯れたり腐敗した作物などを放置しないなど、市民農園を利用している多くの方に迷惑をかけないよう、適切に利用する必要があります。
●雑草を繁茂させるなど農園を全く利用しない場合には、開設者が利用契約を一方的に解除してよいことになっている場合もありますので注意してください。
●利用者自らが栽培管理をすることが原則ですが、管理人や指導員が設置され、栽培講習会などを開催している農園もありますので、未経験者でも安心して利用することができます。
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【お問い合わせ】
●市民農園の利用について、分からないことなどがあれば、お住まいの市町村やJAの市民農園担当窓口にお尋ね下さい。
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